英語辞典

ビジネス英会話ができることは転職に有利に働く?

英語ができると転職に有利になる職業は数多くありますが、ビジネス英会話ができるとどんな転職の場面で有利にはたらくのでしょうか。

ビジネス英会話が活かせる職業と、ビジネス英海を習得するメリットを紹介します。

英語力が活かせる職種

英会話が有利になる状況としては、外資系企業や母体が国外の企業、グローバル展開している大手企業などへの転職が考えられます。

外資系の転職エージェントであるロバート・ウォルターズの調査でも、90%以上の対象者が英語が転職に有利に働くと回答しています。

業種・年齢に関係なく英語力が転職を有利に進める上で役に立つと回答していたことから、職種に関わらず英語力は持っていた方がよいといえるでしょう。

英語力を習得するメリット

英語力を身につけておくことのメリットは挙げだすとキリがありません。

逆に英語力がないと不利になってしまう場面もあるため、英語力はなるべくなら身に着けておきたいスキルです。

特に大手企業や外資系企業の求人については、まず英語力があるかどうかで求人の紹介や書類選考に影響してきます。

英語力があることを採用の要件に入れている大手企業も増えてきており、大手企業への転職や外資系企業への転職を希望するのであれば、英語力の習得はもはや必須といえるでしょう。

英語力と面接

書類選考を通り面接段階までいたったら、英語面接が実施される場合があります。

文字通り英語を使った面接になりますが、英語面接がある場合は確実に英語で話せるかどうかの英会話力が求められます。

逆に英語面接がないのであれば、英会話力が不要ということになります。

(書類選考である程度英語力は判断されているので、面接で英語力が問われることは実際には少ないです)

▷参考:オンライン英会話を始めるなら【産経オンライン英会話Plus】

英語力の示し方

英語力があっても正確に示せなければ、企業の選考担当者には伝えられません。

英語力を示す有効な方法としては、やはりTOEICスコアなどが有効です。

TOIECは資格ではなく、英会話力を示すものではないため、採用においてスコアは最重要視されるような評価基準ではありませんが、大手企業ともなると応募自体の数が多いため、足切の基準として使用されることがあります。

つまり、足切ラインを超えられる程度のTOEICスコアを持っていることを示せれば、選考を受ける資格を手にする確率が高くなります。

またアメリカやイギリスなどへの留学経験もアピールできるポイントです。
学生や社会人向けのアメリカ留学への奨学金制度があります。
高校生ならアメリカ大学への進学に向けた制度などもあり、お得にアメリカ留学にいけるので将来のためにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
参考@高校生のアメリカ留学制度

ビジネス英会話ができれば転職に有利になる場面が増えますが、狙う企業や規模によっては必須条件として見られる場合もあります。

必ずしも武器の一つとはならないので、英語力だけでなくコミュニケーション力や他のスキルなども磨いておくことがベターです。

保育士資格

保育士

子育てに関するプロフェッショナル

保育士とは、読んで字の如く子育てに関する専門の資格です。子育てに関わる資格の中で、保育士は幼稚園教諭と並ぶ国家資格であり、社会的な信頼も高い資格として知られています。子育ての仕事を担う上では、必ず必要と言っても過言ではないでしょう。

保育士の職場は、一般的に保育園と思われていますが、現代においては子育て施設も多彩です。例えば、会社内で社員や地域住民の子供を預かる「企業内保育」や、病気で通園の難しい子供を世話する「病院内保育」、乳幼児を世話する「乳児院」など、いずれの施設においても保育士という専門家が求められています。

社会的な需要が高く、働ける場所も多いという点において、保育士は転職に役立つ資格と言えるでしょう。とくに、東京や大阪のように保育士の不足により待機児童問題が表面化している地域においては、労働条件も好待遇であることも多く、転職や就職においても働く場所に困ることはありません。

保育士免許の取得方法

保育士免許の取得には、「保育専攻の専門学校や大学を卒業する」ことと「保育士試験に合格する」ことの2種類が存在します。

専門学校や大学は、卒業と同時に免許が発行されますが、転職をとして保育士になる場合は、保育士試験の合格を目指すほうが現実的でしょう。保育士試験は、子育てに関する知識をはかる筆記試験と、楽器や造形による実技試験の両方に合格することで免許が発行されます。

保育士は、多くの専門書や試験対策の本が発刊されているため、独学で勉強しやすく、効率的に学習をすることで数カ月程度で資格を取得することも夢ではありません。ただし、受験には高卒以上の学歴が必須で、保育士施設での実務経験が必要となることもあります。具体的な受験資格に関しては、厚生労働省のHPにて確認をするといいでしょう。

ちなみに、保育士試験に年齢制限は存在しません。社会人や主婦のように様々な立場の人が取得を目指せるという点も、保育士資格が転職に向いているという点の理由といえるでしょう。

ノート

税理士

税理士とは

税理士とは個人や法人の税務に関することをプロの立場からサポートする人で、専門の資格が必要です。

私たちの日常には、商品を購入することで生じる消費税、土地や家屋を所有する人に、固定資産の価値をもとに算定した固定資産税、個人の所得に対して一定の割合を課せる所得税など、あらゆる場面で税金は発生します。税金の仕組みは非常にわかりにくく複雑です。知識のない物や慣れない個人や法人が行うと膨大な労力と時間がかかります。
税理士の仕事を具体的にまとめると「税務代理」「税務書類の作成」「税務相談」の3つです。
税務代理とは、納税者の代理で税金の申告を行う業務。
税務書類の作成とは、決算書や試算表など経営財務に関する書類作成。
税務相談とは、節税や相続税対策をはじめとしたクライアントの税に関する相談に対して、解決策の提案やサポートをする業務です。
これらは全て、税理士資格を持つ者のみができる“独占業務”です。
業務にミスがあり、結果として脱税や申告漏れとなった場合には、税理士だけでなくクライアントも社会的信頼を失います。
税理士は常に正しい知識を持ち、間違いのない的確な業務が必要となるシビアな仕事なのです。

税理士の試験と難易度

税理士になるためには国税庁によって行われている「税理士試験」に合格しなければなりません。
試験の具体的な内容は会計学に属する科目(簿記論、財務諸表論)の2科目と、税法に属する科目(所得税法、法人税法、相続税法、消費税法、事業税、国税徴収法、酒税法、住民税、固定資産税)から選択した3科目の合計5科目で合格する必要があります。
国税庁が発表した平成29年度の税理士試験の結果では、どの科目も合格率は10%~20%前後で、試験が非常に難しいことがわかります。実際、専門性の高い試験であり最低でも2年以上の勉強が必要です。

税理士試験では、5科目全てが60%以上の得点を取った時に試験合格となるのですが、“同時に合格しなければならない“というわけではありません。ここ20年の間に同時に一発合格した者は数えるほどしかおらず、不可能に近いと言われるほど難しいのが現実です。
1年ごとに1科目や2科目ずつ合格を勝ち取ることを目指して何年もかけて合格を目指すのが一般的とされています。
試験自体は難しいのは間違いありませんが、長期的なスパンで計画を立てて勉強を続ければ十分に合格の可能性はあります。

まとめ

税理士試験に合格することで税理士になれます。
無償・優勝問わず、資格を持つ者にのみ「税務代理」「税務書類の作成」「税務相談」の3つが行える独占業務です。

こうした税理士として働くためには税理士事務所に就職することが経験として必要です。
就職・転職先を探す場合、税理士事務所の求人を専門的に扱っている求人サイトも多数ありますので活用してみてはいかがでしょうか。

典型的なタクシー車

タクシー会社も資格支援!?

第一種普通自動車免許のみでタクシー運転手になれる!?

こんなまさかの質問を最近よく耳にします。タクシードライバーになるために必須なのは普通免許以外に二種免許であることは周知の話ですよね。一部のエリアでは、別途、地理試験も必要になりますが、とにもかくにも二種免許は必須です。

回答から申し上げますと「ノー」です。タクシードライバーになる条件には二種免許は必須です。しかし、まだ二種免許を持っていなくてもタクシー会社にはタクシードライバーとして入社できることをご存知でしょうか?

実は、このタクシー運転手に必要な二種免許取得すらも企業がバックアップしてくれるところが数多くあるのです。

二種免許取得を会社が支援

今、タクシー会社では、若い社員の採用を積極的に行っています。様々なタクシートラブルを考えると心身ともに隆々としている若い人の方が好都合な部分もあったりするわけです。一方で、高齢者も募集しています。これは年の功という接客要素も入ってくると思いますが、いずれにしましても未経験層まで広げていかないと採用獲得できないのが現状です。

ですので、応募の間口を広げるためには二種免許取得を条件付けさせていられないわけです。結果、二種免許取得の費用と時間を会社側が捻出してあげることで、応募ハードルを下げているということです。

但し、もちろんタクシー会社としては二種免許を取得している即戦力社員の方が積極採用しますので、本気でタクシードライバー1本で考えているのであれば、予め二種免許は取得しておきましょうね。

社労士と顧客

社会保険労務士

社会保険労務士

働きながら名乗ることができる唯一の士業

数ある法律にかかわる国家資格の中で、企業に勤めながらでも資格を有効に使うことができるのが社会保険労務士です。
ほかの国家資格の場合、資格を有していても名乗ることができません。
これは、各会に登録し、独立して業務を行うことが求められるからですが、社会保険労務士は資格の性格上、勤務しながらでも名乗ることができるのです。

勤務社会保険労務士という形になりますが、ほかにはできない特色ということで社会保険労務士は大変人気のある資格になっています。
資格を使った仕事として、当該企業内に限定されることにはなりますが、企業とすれば外部に委託しなくて済むようになるため、価値が高い資格になっているのです。

企業の労務を取り扱える

社会保険労務士の仕事は、企業の労務管理関する案件を取り扱うことができます。
業務独占資格になりますので、ほかの資格では弁護士をのぞいて取り扱うことができません。
企業としては、労務管理を切り離すことができない以上、社会保険労務士の価値は高いといえるのです。

労務管理は、入社から退社まで考えていかなければいけないものになります。
人材がいなければ企業は経営を続けていくことができないのですが、法律に関する問題はかなり複雑になってしまい、簡単に解決することができません。
社会保険労務士は、そんな問題を解決するとともに、年金の相談にも乗ることができる資格になっているのです。

社会保険労務士の業務を考えていくと、人事労務のスペシャリストとしてコンサルティングするということがあります。
労働者の能力を生かす環境を手助けするとともに、企業が抱える問題を解決することができます。

企業を含め、年金問題に関して相談に乗ることもでき、加入期間や受給資格の説明を行うこともできるため、個人の対応もすることができるのです。
書類の作成を代行することができ、行政機関に提出することができますので、困った時に相談することができるといえるでしょう。

最後の柱となるのが、労働社会保険手続きの代行です。
保険の手続きは、かなり複雑なことであり、多くの手間を必要とします。
これを企業内で抱えてしまうことは、ボトルネックになってしまうことさえ出てくるのです。

こういった手続きを代行することができる社会保険労務士は、企業内の業務を健全化することができ、小さなミスから起きる追徴金や延滞金のリスクを減らすことができるのです。
専門の知識を活用することができるため、外部委託する企業はどんどん増えてきているといえるでしょう。

難易度の変化の大きい国家資格

資格試験としては、受験資格が存在します。
短大卒業以上の学歴か専修学校で専門課程を修了する方法や、行政書士や司法書士の資格を有さねばいけません。
試験内容としても、労働法令や社会法相法令に特化しており、高い知識を身につけなければ合格することができないのです。

合格率を見ると、5%から10%まで大きな揺らぎがあるところが特徴です。
足切りがあるということもありますが、その年によって試験の難易度がかなり違います。
法改正の早い分野であるということから、難易度は一定化しにくい側面を持っているのです。

受験を考える場合には、長い目を見て準備していく必要があるといえるでしょう。
知識を蓄えつつ、アンテナをはり、法改正を知っていかなければ、合格することができない試験となっているからです。