昇進した人のイメージ

資格取得は昇進の条件?

資格取得は昇進の条件?

資格取得の目的とは

資格を取得する目的は、業務に必要な知識や技術を得るためということの他、客観的に信用度を高めることができるということがあります。
いくら経験豊富なベテラン社員であっても、全く資格がない状態では初対面の人にどの程度の知識があるかということをうまくアピールすることができません。
そのため、企業によっては昇格の条件に特定の資格取得を出し、資格の勉強を企業がバックアップするという方法がとられています。
反面で、苦労して資格を取得をしたのに企業側が思うような評価を与えてくれなかったというケースもあります。
転職時には重要視される資格ですが、同じ企業内で勤務をする場合には資格取得は果たして役に立つものなのでしょうか?

Q.現在勤務中の企業内での評価を高めるために資格の取得を考えています。どのような資格を目指すべきでしょうか?
A.資格を昇給や昇格に活かしたいのであれば、まずは社内規程を一度確認しておく方がよいでしょう。
昇給や昇格の条件については、就業規則などの社内規程によってさだめられています。
業務や業種によっては、特定の資格取得を優先的に進めているというケースもあるので、まずはどんな資格を取得するのがよいかを見極めるために、先輩が取得している資格にどのようなものがあるかを調べてみてください。

資格を業務の評価に活かしたいなら、最も簡単なのは「報奨金」や「資格手当」制度です。
報奨金制度や資格手当制度も社内規程によって定めがあるかと思いますが、特に専門的な知識が必要となるエンジニアや医療系、法律系の仕事をする企業ではよく見られます。
資格手当として認められる場合、その後の基本給に積み上げられることとなります。
SEにおいては特定の分野における資格を取得することで、新しい業務を担当させてもらえる場合もあるので、資格取得がそのまま昇進につながることも可能です。
新しく出てきた資格などの場合、古い社内規程には定めがない場合もあります。
もしこれから目指したいと思う資格があり、それが今後の業務に役立つことが考えられるのであれば、自分から上司にとりたい資格があることを相談してみるのもよいでしょう。

業務に直接関係なくても、資格取得そのものが手当の対象となる場合もあります。
報奨金制度の場合、その資格を取得したということそのものを一時的な評価の対象として数千円~数万円の金額を受け取ることができる場合もあります。
直接関係なくとも、ビジネス関連の資格をとることで受けられるはずなので、確認をしてみてください。